金環日食観察


5/21、金環日食が日本列島を横断!と言われても、どうせ仕事中で見られないしな〜と、先週はじめくらいまで、本屋やコンビニで並べられている日食グラスも、iPhoneアプリも全てスルーしていたのですが。人から「7時半くらいだから、出勤前に見られるんじゃないですか?」と言われ、「まじでー!!!見られる時間なんや!!しらんかった!!うわ〜メガネ買うわー!!!」と聞いたその場でAmazonにてビクセンの日食グラスをポチって、iPhoneのアプリもダウンロードしました。わかりやすいわたし…。


関西地方は天気予報が曇となっていたのでどうなることかと思いましたが、無事に薄い雲の合間を縫って観察することが出来ました!


日食は、太陽を直接見てはダメ、サングラスや下敷きでも絶対だめ(これらは瞳孔が開いた状況でもろに紫外線や赤外線をくらうから余計NG)、ということは頭に入っていたので、日食メガネはJIS規格準拠のちゃんとしたのにしたし、これで完璧やね!と悦に入る私。そして当日の朝、6時過ぎ頃はまだ東の空に雲が結構かかって太陽が隠れていたので、「雲の形だけ確認しておこう」と窓を開けて空を見て……「ウッ!!」。雲越しでも太陽光は危険です。


部分日食や金環日食では皆既日食の様に暗くならないとは言え、最大食に近づくに連れて、陽が射しているのに、微妙〜〜〜な薄曇りのような奇妙な明るさに。朝方だったのもあるかもしれませんが、風も吹いて涼しかったです。2009年7月の日食の時は、蝉が鳴き止んでいたのを思い出しました。


すずしいね〜へんな空だ!といいながら、金環日食自体は、日食グラス越しに家の中から充分に楽しむことが出来ました。買っててよかった日食グラス。私が見ていたところからは、キレイな輪っかではありませんでしたが、ほぼ金環、という感じでした。


写真撮れればよかったのですけど、減光フィルターを持っていないのですよね。そのまま太陽を撮るとCCDがやられるらしいので、今回カメラでは直接太陽を撮らず、木漏れ日などの太陽の光の方を撮ってみました。



まずは家の中で観察。街路樹とか木があれば木漏れ日で雰囲気が出たのですが、あいにく窓の近くになかったので、自作してみました。



紙に穴を開けて、映す用の白い紙も用意。



穴を開けた紙から太陽の光を通すと…こんなふうに見える!
前回の部分日食の時に出来なかったからやってみたかった〜



最大食に近づいてる時のです。輪っかにちかい。
輪っかの時はグラスで太陽見るのに必死で撮ってないです!


その後どうしても木漏れ日が見たくて外へ




もう厚めの三日月状態だけど、ちゃんと木漏れ日が欠けてる


背の高い街路樹(光が通る隙間と、影が出来る場所が離れてるほど大きく輪っかが出来ますね)と、舗装された地面のあるところにいけば、もっとキレイな絵とれたのかも。でも充分楽しめたのでよかったです。


ちなみに今回買った日食グラスはコレ。



Amazonで割引されてて980円。柄違いで同じやつはコンビニに1,480円で売ってました。キレイに見えましたよ!


今後の日本で見られる日食を調べていると、大きな日食は、


2030年6月1日の金環日食(北海道)
2035年9月2日の皆既日食能登半島から長野、前橋、宇都宮、水戸など)


と、こんな具合で、18年後って!!遠っ!!という感じなのですが、部分日食だと数年に一度ちょくちょくあるみたいなので、この機会にグラスをゲットしておくのもいいかもですよ。


今回の金環日食にあたって、これも一緒に散々報道されてますが、日食以外にも直近だと6/6に「金星の日面通過」というものがありますね〜。


うーん、宇宙すごい。とにかく朝からはしゃぎすぎて出勤時には疲れてました。前日も早朝からUCLの決勝観てたから連日睡眠不足です…。