広島旅行その3(音戸の瀬戸、アレイからすこじま)

昨日の雨ほんとになんだったんでしょう。すごい良い天気。この日はまず朝イチで呉へいって、昨日見逃したてつのくじら館を見学に。ちなみに広島−呉間は安芸路ライナーに乗れると30分くらいなんですが、これ朝早かったり時間遅かったりすると走ってないんですね…。コレに乗れないと1時間くらいかかります。というわけで1時間くらいかかって呉について、いそいでてつのくじら館へ。

てつのくじら館では潜水艦と掃海を展示する史料館、ということで、機雷の種類の解説や、機雷処理の方法などの解説があります。潜水艦の中身の再現もあって、艦内のベッドなんかに実際に横になれたりしますよ!ちなみにミュージアムにいてらっしゃるのは海自のOBの方なのかな?聞いたらお話をいろいろ教えてくださいますよ。

そしていよいよあきしおの中へ。一部しか入れませんが、それでも実際の潜水艦のなかに入れるのは興奮。ここでもいろいろ聞くと教えていただけます。排水をコントロールする大きな操作盤の前で、これあれだ、「メインタンク・ブロー!」とかやるやつや!とはしゃぐ。ちなみに私は漫画とか小説での知識しかありません!

てつのくじら館を見たあとは呉駅へ戻って、そこからバスへ、音戸の瀬戸へ。

音戸の瀬戸は、平清盛さんが日宋貿易のために、船がいっぱい通れるようにと開発したといわれている海峡です。あとそこを見下ろせる高烏台というところには、清盛さんが「今日一日で瀬戸を切り開く工事終わらるって約束したのに日沈んでまうーー間に合わーん、アカーーン!」と扇を開いて沈む夕日をチョイチョイっと招いたところ、なんと沈みかけていた太陽がまた戻ってきて、無事に工事が間に合ったよ!という伝説があって、それをやったのがこの岩の上だよ!!という日招岩なるものがあります。あと記念の像。無粋なツッコミ禁止です。伝説やから!

音戸の瀬戸
音戸の瀬戸にも大河のドラマ館があって、ここにはロケで使った船が。
この船は3ヶ月海に浮かべてたらしく、そこにしっかりフジツボがついています。短い一生だったね…

他には呉ロケのメイキングビデオなんかも。兎丸との船上での対決シーンですね。清盛が若くてすでに懐かしい。結構面白かったです。


音戸の瀬戸
ドラマ館やってた建物の2階からみた清盛塚。音戸の瀬戸を切り開くにあたって、人柱を行わずお経かいた石を沈めることで工事を完成させた清盛さんの供養のために建てられたものらしい。

音戸の瀬戸
清盛塚を正面から。

音戸の瀬戸は現在大河ドラマの観光用にシャトルバスが巡回していて、無料で移動ができます。日招き岩と像をみるため、ドラマ館の前からシャトルバスに乗って高烏台へ。

ものの10分ほどで着きます。これまたすごい見晴らし。すごく天気もよかったので、遠くまで見える。さっきまでいた橋のあたりもすごく綺麗に見えます。

高烏台
これが噂の日招き岩。

高烏台
解説。

高烏台
音戸の瀬戸が見渡せます

高烏台
戻せ戻せーと太陽をもどした平清盛46歳の像。

高烏台
海の向こうは愛媛県だそうです。穏やかな海。

音戸の瀬戸観光はこれで終わりなので、一旦呉へ戻ります。音戸の瀬戸←→呉は土日祝のみシャトルシップが走っていて、なんと音戸の瀬戸→呉ルートの場合は、海自OBの方のガイド着きで、海上から途中のアレイからすこじま護衛艦や潜水艦たちに接近して見られるというイベントつき。これに乗らぬ手はあるまい!ということで当然乗船。

海上から見る艦艇、近い!近いよー。あとで一般公開される練習艦しまゆきの後ろ姿も。護衛艦のいせはさすがに大きい!海自の護衛艦では最大とおっしゃってたかな?

シャトルシップ清盛号から
近づいてきたー

シャトルシップ清盛号から
ちかいちかい

シャトルシップ清盛号から
いせでかい(奥)

シャトルシップ清盛号
ちなみにシャトルシップはこんなのでした。


シャトルシップを満喫したあと、15時からの艦艇一般公開のため、14時40分には正門前に到着しておかねばならない!ということで、タクシーでアレイからすこじまへ。前に呉にきたとき、せっかくの日曜日だったのにこの最終の15時からの公開に間に合わなくて、ずっとみたかったのですよね。呉の海上自衛隊の艦艇一般公開は日曜日のみですので、行かれる方は時間要チェックです。

14時40分に正門集合。割りと女の人が多い。最終的に全部で30人くらいはいたのかな?正門から基地内に入って、船に乗る前には、代表者が住所氏名や人数などを記名。

その後女性自衛官につれられて船の前まで。今回見学できるのは練習艦のしまゆきでした。練習艦といってもランチャーや主砲などもしっかり搭載。船に入ってからはいちいち説明があるのかと思っていたら、基本的に自由見学!中には入れず、基本的に甲板をぐるり一周という見学でしたが、随所に自衛隊の方が立っておられて、疑問点など聞くと教えていただけます。こういう見学はせっかくなので積極的にいろいろ聞いたほうがたのしいです。

海上自衛隊呉基地
しまゆきだよ

海上自衛隊呉基地
対空ミサイル。おお…フロントミッションの世界…と思っていた私は何かちょっと間違っている

海上自衛隊呉基地
舳先。

海上自衛隊呉基地
奥のつるっとしたのはしまゆきの主砲、62口径76mm単装速射砲。
その手前がアスロックランチャー。

海上自衛隊呉基地
艦対艦ミサイル発射装置ハープーンというらしい。ググりました。

海上自衛隊呉基地
しまゆき魚雷長、おどろきのユルさ…

海上自衛隊呉基地
3連装水上発射管


いや〜楽しかった!見学時間は1時間とってあるんですが、そんなにはいらないですけどね…。でも間近で見られて大興奮でした。他の艦も見てみたいなー。向かいには輸送艦おおすみというでかーい船がいましたけど、それなんかの見学もあるみたいですよ。案内してくださった広報担当の自衛官の方もめちゃくちゃフランクで楽しい方でした。

その後はバスでちょっと移動して、入船山記念館なども覗きに…。坂の上の雲のロケで使ってたんですね。どのシーンだったんだろう、と思ってたら、首相官邸の設定で、伊藤博文陸奥宗光、川上操六が朝鮮出兵をめぐって議論するシーンだったそう。覚えてるけど、覚えてないわ〜。あとでドラマガイド読み返してみよう。そういえば呉は、今回の大河の平清盛だけじゃなくて、坂の上の雲も関係あるので、そっち好きな方も楽しいかもしれないですね。

入船山記念館
入船山記念館
外は綺麗な洋館。中は洋室もあり、和室もあり。ちなみに普通に囲碁の対局が行われててすごいびっくりしました。いいのか…見学しちゃって…


入船山記念館をあとにして、呉からまた広島へ。呉駅よくきたなぁ。広島でおみやげを買って晩御飯を食べた後、新幹線で帰路につきました。ちなみにこの三日目は移動のスケジュールがタイトすぎて昼ごはんを食べる時間がなかったので、予め持ってたもみじ饅頭などを食べてしのいでいました…。晩御飯は胃に沁みた〜〜。


この日の移動は自宅に帰った時点で20,000歩ほど。二泊三日、よく歩きました。何度も行ってる広島ですが、今回はいろいろじっくり見られて、楽しかったです。関西からも近いし、観光できる箇所も多いし、良いところですね。うん、満喫!