Facebookの「〜たらシェア」問題

たまには楽しくない話も書こうっと。ほんとはハワイ日記書きたいんだけど、まだまとめきれていないので…。

ここ数日、ビートたけし志村けんの美談偽造問題で、Facebookの「〜たらシェア」系のサービスについて論じる(主に叩く)のが流行ってるのでわたしも乗っかっておきます。個人的にはシェアしてるひとに嫌悪感を感じることはあんまりないので、叩き方の方向が、シェアしてるひとの人間性にいってる事が多くて「何をそんなに感動したいわけ?」的な話ばっかりになってるのがなんだかなーと思うので。

まぁあんたが何に感動したかなんてどうでもいいわよ、て人も当然いるとは思うし、それはもっともだと思うので、そのへんは個人の自由として…。ただ、積極的にこれについて情報集めをしたわけでもないで、私が思うところの不快感についてバチーンと書いてるのものをあまり見かけず、ずっとモヤモヤしてたので、自分で書いておきます。もうどっかで書かれてるかもしれませんが。


シェア行為の危うさについて
たけしと志村けんのネタで問題になったのは、それが「作り話&改変」だったこと。それが、Facebookのシェアにより無責任に拡散してしまったこと。Facebookの〜たらシェア系はネタ元がよくわからないことが多い。無断転載も多い。でも別にそれはFacebookに限った話でもないですよね。

TwitterのRTでもよくある話だし、皆大好きTumblrでもよくガセネタがreblogされてる。Tumblr参照元辿れるじゃない!と言われるかもしれませんがリンク切れなんてザラですし。


それでもシェア自体はニーズのあるサービス
Facebookの〜たらシェア(主に感動系)は一部でとても嫌われています。時にはシェアうざい!的に。でも、なぜ皆Tumblrについては叩かないんでしょう。Tumblrのreblog=シェア。Tumblrは「〜たらシェア」に特化したサービス。でも、Tumblrってウザい、とは叩かれない。ユーザーの絶対数が少ないのもあるでしょうが、Tumblrだってお涙頂戴系の話いっぱいreblogされてるし、さっき書いたようにガセネタも多いし、参照元がたどれないこともあるし、無断転載もどっさり。でもみんな大好き。私も好き。ということは、情報のシェア自体はニーズがあるサービスということです。その点で、Facebookの「〜たらシェア」も、シェアの使い方としては間違ってない。シェアが嫌なら、割と主要な位置づけでシェア機能をつけてるFacebookを使わなければいいし、そもそもイラッとしたら非表示にすればいいわけですし。あ、してるよ!それがめんどくさいんだよ!ていう話だったら、それはそうですね。シェアについては、非表示は都度しか出来ないので「このページについてのシェアは表示しない」っていう機能は欲しいですよね。あったら私も使いますし。


Facebookでは感じる不快感の理由
Tumblrはどうでもいいけど、とにかくFacebookのアレはイヤ!なんか気に食わない!!キライ!!

私も、それについてはめっちゃ同意。わかる。別にいい話のシェア自体はいいのです(私は)。でもFacebookのシェアはなんかいや、て感じるものが多い(全部じゃない)。なぜか。

私がFacebookのシェア系が気に食わない理由は、そもそもシェアはシェアしたかったらするものなのに、有名どころの「〜シェア」系は、わざわざ「〜たらシェアしてください♪」といちいち押し付けがましいのと、裏に透けて見える運営元の企業臭が消せてないから。あーくさい。ほんとにくさい。

Facebookの有名な〜たらシェアの大元は、ページ見に行ったらわかりますが、自ら「たらシェア」と名付けて複数のおんなじような「シェア」用ページを展開しています。辿ると、株式会社チャレンジ21とかいう会社なんですね。「たらシェア」のアプリまでつくってんですねー。で、会社のページみにいったら、おもくそ「いいね!をお金に換える100の方法」とかいうセミナーをやってるんですよ。へー。まぁつまりそういうことなんでしょう。たらシェアって。みんなのいいね!でお金稼ぎ。へーー。

こんな書き方してると鷲津さんに「お金を稼ぐことがいけない事でしょうか!!!」って怒られちゃう。鷲津さんごめんなさい。いや、いいんですよお金稼ぐの自体は別に。でも、Twitterのワロスbotとかも問題になってましたけど、それと同じ問題で、企業が他人の褌で相撲とった上に金儲けてるってやっぱりなんか頂けないわ〜。不愉快だわ〜。面白くないわ〜。もし私がネタ元の人だったら分前よこせやって思うわ〜。

なので私はこれ系はシェアしない。Twitterもそれ系はRTしない。

私が主に感じる不快感はここです。ちょっとこんないい話あったんだー聞いてよ!とか、そういうのは別にいいんです。でも、わざわざそんな話ばっかり集めてまとめて発信してるのなんて、たいがい運営元はこんなもんなんですよ、っていうとこかな。そこが気に食わないんですね。シェアしたいひとはすればいいですけど、言いたいのはシェアするなら、ちょっとネタ元確認したらいいんじゃないですか?ていうくらいかな。個人的にこんないい話ひろってきた!いうてシェアしてるのは、別にいいんじゃない〜ていう感じです。あー、書いたらスッキリした。


Tumblrが叩かれにくいのは
Tumblrが叩かれにくいことについて、ちょっとだけ追記。あのサービスはなぜか微妙に敷居が高くてインターネットリテラシー()低めのひとは割と手を出してないっぽい。日本人で使ってるひとはだいたいオタク(私の偏見)。だから、他人の褌大好き企業が参入してない&出来たとしてもお金儲けにつながりにくい作りだからでしょうね。あ、海外のエロ系はもしかしたらあるかもですが、それまたちょっと種類が違いますね。

まぁそんなTumblrだからこそ、たまにガセがリブログされまくってんのみると、みんなつられてんじゃねーか…のガッカリ感はあるんですが。でも、たまに、ツッコミのコメントが追記されてまたリブログされてたりするので、ある程度自浄作用みたいなのはあるのかな。

あんまり企業がやってるイメージもなく、個人が勝手にやって、リブログしてください♪とコメントつけることもなく、ただ黙々とreblog、reblog、reblog。すきじゃない情報ばっか流してくるひとはフォロー外したらいいだけ。だから、まぁ、気楽で、叩かれにくいのでしょう。

Facebookは気軽にフォロー外せないのもしんどいんだろうな。基本近しい人ばっかりだから。


まとめ
そんなわけでどうやってまとめよう。もう書きたいこと書いちゃった。でもまぁ私が思うのは、何やっても何制限しても、他人は好きなようにやるので、自分がそのサービス使うなら、それなりに自分で対処するか、流さなきゃどうしようもないということですね。他人のインターネットリテラシーなんてそもそもどうしようもないですし。

ただ、「情報」を扱うなら、共有する前に一旦考えて、責任もってやりましょうよね、みなさん!ということですね。自戒を込めて。